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スターチス・シュニアタの花言葉|50,000株以上から生まれる、まだ名のない花の物語

9月26日
読了時間: 11分

花を贈るとき、私たちは色や形だけでなく、そこに込められた花言葉を思い浮かべることがあります。

赤いバラには愛情、カーネーションには母への愛、チューリップには思いやりといった意味が知られていますが、花言葉には見た目から想像しにくいものも少なくありません。

明るく愛らしい花が、少し寂しい意味を持つこともあります。

反対に、静かな花の姿へ、何年たっても消えない思いが託されることもあるでしょう。

スターチスに伝えられているのは、「変わらぬ心」「永久不変」「途絶えぬ記憶」といった、時間を越えて残る思いを表す花言葉です。

乾燥しても色を残しやすいスターチスの姿は、大切な人との記憶が、年月の中で静かに残り続ける様子にも重なります。

そのスターチスの代表的な種類の一つが、私たちティー・エス・メリクロン株式会社が「シュニアタ」と名付けた花です。

この記事では、身近な花に込められた花言葉から、スターチス・シュニアタの特徴、新しい花が品種として生まれるまでの物語をご紹介します。

【1】花言葉には、やさしい意味だけでなく意外な物語もある

よく知る花にも、いくつもの表情がある

バラは「愛」や「美」、カーネーションは「無垢で深い愛」や「母への愛」、チューリップは「博愛」や「思いやり」を表す花として紹介されています。

大切な人へ気持ちを伝えるとき、こうした花言葉は、言葉だけでは照れくさい思いをそっと支えてくれます。

一方で、同じ種類の花であっても、色や本数によって異なる意味が紹介される場合があります。

たとえばバラには、色だけでなく本数ごとの意味も伝えられており、一本は「ひとめぼれ」、三本は「愛しています」などとされます。

花言葉は、一輪の花に一つだけ付けられた名札ではありません。

見る角度や贈る人の気持ちによって、異なる物語を映し出す小さな鏡のようなものです。

思わず笑顔になる、おもしろい花言葉

華やかに咲くアマリリスには、「おしゃべり」という少し楽しい花言葉があります。

横を向くように咲く花の姿が、近くの花と楽しそうに話しているように見えるのかもしれません。

いつも会話が弾む友人や、明るい雰囲気の人へ贈る花として想像すると、花言葉がいっそう身近に感じられます。

シャクヤクには「恥じらい」「はにかみ」、ミモザには「友情」「秘密の恋」などの意味が紹介されています。

花の形だけを見ていたときには気付かなかった表情が、花言葉を知った瞬間に浮かび上がってくるのが、おもしろいですよね。

かわいい姿に、少し怖く感じる意味が隠れることも

梅雨の季節を彩るアジサイには、「一家団欒」「寛容」といった温かな意味がある一方、「移り気」「冷酷」など、少し不穏に感じられる花言葉もある、とされています。

土壌などの条件によって花色が変わる性質から、移ろいやすい心が連想されたとする説明もあります。

ただし、アジサイを贈ること自体が悪いわけではなく、現在では家族の結び付きを表す花として選ばれる場面もあります。

怖い意味が一つ見つかったからといって、その花を避ける必要はありません。

花言葉は公的な制度として一つに統一されているものではなく、国や地域、資料によって違いがあります。

贈る相手が好きな花であれば、伝えたい気持ちを短いカードに添えることで、自分の思いをより正確に届けられます。

そうした多様な花言葉の中で、変わらない気持ちや記憶を表す花として親しまれてきたのが、スターチスです。

【2】スターチスの花言葉と、シュニアタが長く残す色

スターチスに込められた「変わらぬ心」

多くの花は、美しく咲いたあと、少しずつ花びらの色を失っていきます。

スターチスは、乾燥させても色や形を楽しみやすく、生花として飾った時間が終わったあとも、ドライフラワーとして長くそばに残せる花です。

その姿と重ねるように、「変わらぬ心」「永久不変」「途絶えぬ記憶」「永遠に変わらない」といった花言葉があるとされています。

これからも続いてほしい関係へ思いを託すなら、結婚記念日や誕生日、送別の花束としてこれ以上ないほどピッタリな花です。

「途絶えぬ記憶」という意味から、故人をしのぶ場面でも用いられることがありますが、お祝いとお悔やみでは適した色合いや組み合わせが異なります。

用途を花店へ伝えたうえで選ぶと、場面に合った花に仕上げてもらいやすくなります。

スターチスとシュニアタは何が違う?

「スターチス」は、切り花として親しまれてきたリモニウム類の呼び名です。

その中でも、ブラシを広げたような姿を持ち、紫、ピンク、黄色、白などの豊かな色を楽しめる代表的な種類が、Limonium sinuatumです。

植物分類上、Limonium sinuatumは現在認められている学名であり、以前使われていたStaticesinuataは、その異名として整理されています。一般には「シヌアータ」や「シニュアタ」と表記される場合がありますが、私たちは商品や品種群の呼称として「シュニアタ」を使用しています。

ティー・エス・メリクロン株式会社では、スターチス・シュニアタを主要な花の一つとして育種し、色や形に個性を持つオリジナル品種の開発を続けています。

花びらのように見える部分は「がく」

シュニアタを近くで見ると、紫やピンクに色付いた部分の内側に、白または淡い黄色の小さな花が咲いていることが分かります。

多くの人が花びらだと思っている色鮮やかな部分は、実際には花を支える「がく」です。

内側の小さな花が咲き終わったあとも、がくは色と形を保ちやすく、ドライフラワーにしても美しさが残ります。

この特徴が、変わらない思いを表す花言葉と結び付けて紹介される理由の一つです。

花びらではなかったと知ると、見慣れたスターチスの姿が、少し新しく見えるかもしれません。

私たちは、そのがくに現れる色や形の小さな違いを見つめながら、これまでになかったシュニアタの可能性を探しています。

色別の花言葉は、どこまで参考にすればよい?

スターチスには、紫、ピンク、黄色、白など、色ごとの花言葉が紹介されることもあります。

しかし、色別の意味は資料によって違いが大きいため、唯一の正解として受け取る必要はありません。

長く変わらない思いを伝えたい場合は、スターチス全体の花言葉を参考にしてください。

相手の好みを重視する場合は、意味よりも好きな色や、部屋になじむ色を選ぶ方法があります。

迷ったときは、花言葉だけで決めず、相手との関係や贈る目的を花店へ伝えましょう。

伝えたい気持ちが明確にあるなら、メッセージカードへ自分の言葉を書くことが、もっとも確かな方法です。

【3】まだ名前のない花が、一つの品種として生まれるまで

50,000株以上の中から、一つの個性を見つける

ティー・エス・メリクロン株式会社は、スターチスやエキナセアを中心に、新品種の開発と苗の生産を行う種苗会社です。

たくさんの候補が育っても、名前を持ち、実際に生産される品種は、年によって一、二種類にとどまる場合があります。

何万株という数字だけを聞くと、大規模な研究を想像するかもしれませんが、仕事の中心にあるのは、一株ずつに現れるわずかな違いです。

昨日より茎がしっかり伸びているか、花の開き方が安定しているか、これまで見たことのない色が現れているかを、日々確かめます。

さらに、その美しさを切花生産者が無理なく育て続けられるかどうかも、品種を選ぶ重要な基準です。

色が珍しいというだけで新たな品種となるわけではありません。

美しさと育てやすさの両方を備えているかを見つめることが、新しい花を未来へ残すための第一歩になります。

選んだ一株を、同じ花が咲く苗へ増やす

残したい個性を持つ株が見つかると、その植物は培養室へ取り込まれます。

そこで用いる技術の一つが、社名にも含まれている「メリクロン」です。

メリクロンは、植物の分裂組織を無菌的に培養し、選ばれた植物の性質を受け継ぐ苗を増やす種苗生産技術です。

培養された小さな苗は培養土へ植えられ、外の気温や湿度に少しずつ慣らしながら育てられます。その後、元気な苗として切花生産者へ届けられ、生産地で花を咲かせます。

研究室で一つの色を見つけただけでは、その花は多くの人へ届きません。

観察する人、培養する人、苗を育てる人、畑で花を咲かせる生産者など、それぞれの手がつながることで、新しい品種は初めて誰かの暮らしへ向かいます。

選ばれなかった時間も、次の花につながる

新しい花を生み出す仕事では、目に見える成功だけが続くわけではありません。

多くの苗を観察しても、品種として残せる株が見つからない場合があります。

珍しい色が現れても、安定して育ちにくければ、生産者へ届ける品種として選ぶことは難しくなります。

まだ名前のない花を探す仕事は、華やかな一輪だけを見る仕事ではありません。

その一輪に出会うまでの長い時間を、植物とともに積み重ねる仕事です。

【4】花の物語を未来へつなぐ仕事

花が好き、という気持ちの少し先へ

花に関わる仕事と聞くと、花店や切花農家を思い浮かべる人が多いかもしれません。

種苗会社が担うのは、まだ広く知られていない花を見つけ、生産者が育てられる苗として未来へつなぐ仕事です。

そこでは、植物が好きという気持ちだけでなく、一株ごとの違いに気付く観察力、細かな作業を丁寧に続ける力、結果がすぐに出なくても試行錯誤を重ねる姿勢が生かされます。

培養や育苗の仕事だけではありません。生産者や取引先と関係を築き、花の特徴を伝える仕事や、海外マーケットへ新しい花を紹介する取り組みに関わる機会もあるでしょう。

スターチスには、「変わらぬ心」という花言葉があります。

その変わらない花を届けるために、私たちは毎日、昨日とは違う小さな変化を探しています。

まだ誰も知らない色を見つけ、その一株を苗として増やし、生産者へ送り出す。

その花がいつか、誕生日や結婚式、人生の節目を彩る一輪になるかもしれません。

そんな仕事に心が動いた方は、現在募集している職種と応募条件を採用情報でご確認ください。

山梨県北杜市|TSメリクロン株式会社について

1999年創業。山梨県北杜市に拠点を置くTSメリクロン株式会社では、0から新しい花を生み出し、国内外へ広げていく仕事に取り組んでいます。

未経験者の採用実績が多く、異業種から転職してきたメンバーが現場で活躍しています。

実際に、全国各地から応募があり、東京など都市部から移住して入社される方も少なくありません。

環境を変えて働きたい、自然の中で新しいことに挑戦したい。

そうした思いを持つ方が、一歩踏み出す場所として選ばれています。

現場では農家の方々との関わりも多く、日々の仕事を通じて地域とのつながりが生まれていきます。

さらに、開発した花が海外へ紹介される機会もあり、自分たちが関わった品種が世界へ広がっていく可能性があるのも、この仕事の特徴です。

山梨県北杜市ってどんなところ?

山梨県北杜市は、長野県に隣接し、標高約880メートルに位置する、避暑地としても人気の自然豊かな地域です。

夏は比較的涼しく、年間を通して晴天が多いことから、植物の育成や苗づくりに適した環境とされています。

こうした条件から、この地域には種苗会社も多く集まっており、花や植物に関わる仕事をするうえで、非常に恵まれた環境が整っています。

都心から北杜市へ移り住んだスタッフも、日々の暮らしや仕事のしやすさの面で、この土地の過ごしやすさを実感しています。

【求人応募はこちら】

1.募集要項はこちら

2.採用の流れ

① 応募(メール)

② 書類選考

③ 面接(1~2回)

④ 採用

履歴書・職務経歴書・志望動機を添付の上、特設リクルートサイトを見たと書き添えて、下記アドレスへメールを送信下さい。

※ご不明な点もメールにてお問い合わせください。

【Q&A】

スターチスは、お祝いやお悔やみの花として贈れますか?

スターチスは、お祝いとお悔やみのどちらにも用いられることがありますが、用途に合わせて色や組み合わせを変える必要があります。

「変わらぬ心」は記念日や結婚祝い、「途絶えぬ記憶」は故人をしのぶ場面へ重ねられる意味です。

花言葉だけで選ばず、贈る目的を花店へ伝えたうえで、場面に合った花束やアレンジメントを相談してください。

スターチスとシュニアタは同じ花ですか?

シュニアタは、一般にスターチスと呼ばれて親しまれている代表的な種類の一つです。

ティー・エス・メリクロン株式会社では、商品や品種群の呼称として「スターチス・シュニアタ」を使用しています。

スターチスをプレゼントするとき、何色を選べばよいですか?

相手の好きな色や、贈る場面に合う印象を優先して選ぶのがおすすめです。

色別の花言葉は資料によって異なるため、意味だけで色を決めると、自分の意図と相手の受け取り方がずれる可能性があります。

伝えたい思いがある場合は、短いメッセージカードを添えると、花を選んだ理由が伝わりやすくなります。

花の品種開発には、理系の専門知識が必要ですか?

必要な知識や経験は職種によって異なるため、文系か理系かだけで応募の可否を判断する必要はありません。

品種の選抜、培養、育苗、生産者対応、営業などでは、それぞれ異なる力が求められます。未経験者が応募できるか、資格や経験が必要かについては、希望する職種の最新募集要項を確認してください。

地方移住を考えていても応募できますか?

応募条件を満たしていれば、山梨県北杜市周辺への移住を含めて検討できます。

ティー・エス・メリクロン株式会社の所在地は、山梨県北杜市小淵沢町です。応募前には仕事内容に加えて、住居、通勤手段、買い物環境、冬季の気候なども調べ、希望する暮らし方と合うかを確認してください。

ディスクリプションスターチスには「変わらぬ心」「永久不変」などの花言葉があります。代表的な種類シュニアタの特徴と、育種・培養・育苗を経て新品種が生まれるまでを解説します。

 
 
 

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