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研究者?マーケター?農家?花の新品種開発はどんな仕事に近いのか

こんにちは、山梨県北杜市のTSメリクロン株式会社です。


花の新品種開発と聞いて、どんな仕事を想像しますか。


白衣で研究室にこもる仕事でしょうか。

それとも、畑やハウスで植物を育てる農業に近い仕事でしょうか。


実際には、どちらでもあり、どちらでもありません。


観察し、仮説を立てる。現場の声を聞いて、品種の価値を考える。

植物の変化を毎日見続けながら、細かな違いを見極めていく。そうした積み重ねの先に、はじめて「世の中にない花」が生まれます。


近年の花き生産では、高温による生産の不安定化や国内消費の縮小が課題とされています。変化の激しい時代だからこそ、ただ花を作るのではなく、時代や現場に合う品種を生み出す仕事の重要性は高まっています。


この記事では、花の新品種開発がどんな職業に近いのかを、複数の視点から整理します。


【この記事のポイント】


✅ 花の新品種開発は、研究・農業・マーケティング・職人仕事が重なった仕事

✅ 現場の声を聞くことで、花の価値は大きく変わる

✅ 成功より失敗が多いが、その分「形になった瞬間」の喜びは大きい

✅ 未経験・文系理系問わず挑戦できる環境がある


【こんな方におすすめ】


1.花の新品種開発の仕事がイメージしづらい方

2.花や植物に関わる仕事に興味がある方

3.自然の中で新しい価値を生み出す仕事を知りたい方


2025年スターチス・オープンデーの様子
2025年スターチス・オープンデーの様子

1|研究者に近い?観察と仮説を重ねる仕事


植物の変化を見続ける仕事


花の新品種開発には、研究者に近い面があります。


異なる品種を交配し、生まれた苗を観察しながら、どんな特徴が出るかを確認していく。花の色、形、茎の伸び方、病気への強さ。見るべきポイントは多く、しかも結果はすぐには出ません。


学校の理科実験とは違い、思い描いた通りにならないことの方が圧倒的に多い仕事です。候補に挙がっても、途中で選ばれなくなるものも多くあります。


正解を探すより可能性を見つける


「研究者」という言葉には、正解を突き止めるイメージがあるかもしれません。しかし花の新品種開発では、最初から正解が決まっているわけではありません。


どの色が市場で評価されるか。どの形が花屋で扱いやすいか。生産者にとって育てやすいか。それは、実際に向き合ってみないとわからない部分がほとんどです。


「答えを探す仕事」というより、「まだ世の中にない可能性を見つける仕事」と表現した方が近いかもしれません。植物を見て、現場を歩いて、人の声を聞きながら、少しずつ形にしていく。研究の要素はありますが、机の上だけでは完結しない仕事です。


失敗が多いからこそ面白い


色が思ったように出ない。茎が弱い。栽培しにくい。見た目は良くても市場に合わない。


そうした理由で、多くの候補が途中で消えていきます。しかし、その失敗は次の判断材料になります。何が足りなかったか、どこに可能性があったかを積み重ねることで、次の開発につながっていきます。


一つの花が形になり、名前がつき、花屋に並ぶまでには長い時間がかかります。その分、世に出た瞬間の喜びは格別です。


2|マーケターにも近い?市場の声を読む仕事


良い花と、選ばれる花は違う


開発側が「これは良い花だ」と思っても、それが市場で受け入れられるとは限りません。


花は美しさだけで評価されるものではなく、花屋で扱いやすいか、フローリストが使いやすいか、生産者が育てやすいかによって価値が変わります。つまり、「作りたい花」だけでなく、「求められる花」を考える視点が必要です。


この感覚は、商品開発やマーケティングに近いものがあります。


雲竜から見えた市場ニーズ


TSメリクロン株式会社で開発した品種「雲竜」は、デザイン性は美しいものの、丈が長く出にくい特徴がありました。


切り花の市場では、丈が長い方が使いやすく売れやすいとされています。そのため、当初は生産量が高くありませんでした。しかし、実際に花屋へヒアリングを行うと、予想とは違う声が返ってきました。


「綺麗だから、丈が短くても扱いたい」


その声をもとに提案の仕方を見直したところ、高値で扱われるようになり、生産量はなんと200倍に伸びました。現在では、弊社で最も売れている品種です。


市場のニーズは、想像だけではわかりません。現場の声を聞くことで、花の価値は大きく変わります。


人の声を形にする力


マーケターの仕事は、単に売ることではありません。人が何を求めているのか、なぜそれを選ぶのかを考え、商品や伝え方に反映させていく仕事です。


生産者は育てやすさを見ています。市場は流通しやすさと需要を見ています。花屋やフローリストは、使いやすさと見た目の印象を大切にします。


それぞれの声を聞きながら、一つの品種の価値を考えていく。花の新品種開発は、植物だけでなく人の声とも向き合う仕事です。


3|農家っぽさも?自然と向き合う仕事


植物は思い通りに動かない


気温、日照、湿度、季節の変化によって、植物の育ち方は変わります。同じように管理していても、結果が揃わないことはよくあります。


予定通りに進まないことを前提に、その日の状態を見ながら判断していく。この感覚は、農業の現場に近いものがあります。花の新品種開発には、自然を相手にする根本的な姿勢が必要です。


育てる時間が価値をつくる


交配して終わりではありません。生まれた苗を育て、観察し、試験栽培を重ね、良い特徴が見つかったものは培養によって苗を増やし、安定して生産できるかを確認する。


その全工程に、地道な時間が必要です。自然環境の中で植物を見続ける時間が、花の価値を支えています。


生産者の視点を理解する


どれだけ美しい花でも、育てにくければ広がりません。収量が安定しない、作業に手間がかかりすぎる、出荷しづらい。そうした課題があると、生産者にとって扱いにくい品種になってしまいます。


花の新品種開発では、見た目だけでなく、生産現場で使えるかどうかを常に考えます。生産者の手に渡り、花屋へ届き、誰かの大切な場面を彩る。その流れを支えているのは、農業的な視点でもあります。


4|職人や商品企画にも!形になるまで磨く仕事


小さな違いを見極める職人の目


同じように見える苗の中から、わずかな違いを見つける。色の出方、茎の立ち方、花の形、全体の雰囲気。そうした細かな変化を見逃さないことが、この仕事の核心のひとつです。


最初から差ははっきり見えません。毎日見続ける中で、少しずつ違いに気づけるようになっていきます。知識だけでなく、目で見て、手を動かして、現場で覚えていく部分が多い仕事です。


商品企画のように価値を考える


花屋でどんなアレンジに使われるのか。ドライフラワーとしての需要はあるか。色や形が今の市場に合っているか。新しい花を作るだけでなく、その花がどのように使われるかを考える必要があります。


そのためにも弊社の試験圃場で年2回開催している「オープンデー」は、我々にとって花を使うプロの意見を聞く貴重な機会です。


「誰にどう届くのか」を考える力は、商品企画に近い感覚です。花は美しいだけでなく、使われて初めて価値が広がります。


花は人の人生に関わるもの


誕生日、結婚式、卒業、送別、弔いの場面。人の人生の節目には、花がそっと寄り添う瞬間があります。言葉にできない気持ちを、花に託す人もいます。


その花を0から生み出す仕事には、特別な意味があります。開発した花が花屋に並び、誰かに選ばれ、大切な場面で使われる。そう考えると、花の新品種開発は単なる農業でも研究でもなく、人の思いを形にする仕事でもあります。


5|北杜市で花の新品種開発の仕事に関わるという選択


未経験からでも学べる環境


花の新品種開発は、専門的に見える仕事です。しかしTSメリクロン株式会社では、未経験歓迎・文系理系不問で採用しています。


簡単な仕事という意味ではありません。細かな変化に気づく観察力、根気強く取り組む継続力、自然や植物と真摯に向き合う姿勢が求められます。ただ、最初からすべてを知っている必要はありません。現場で少しずつ理解を深めていける環境が整っています。


北杜市という自然環境で働く


TSメリクロン株式会社がある山梨県北杜市小淵沢町は、八ヶ岳と南アルプスに囲まれた自然豊かな地域です。標高約880メートルに位置し、年間を通じて晴天が多く、植物の育成に適した環境とされています。


自然の変化を身近に感じながら働けるため、仕事と生活がつながる感覚を持ちやすい場所です。また、農家を中心とした地域の人脈が広がることも、この仕事ならではの特徴です。


0から花を生み出し世界へ広げる仕事


TSメリクロン株式会社では、スターチスやエキナセアなどの育種と苗の生産を通じて、独自品種を切花生産者へ届けています。


成功より失敗が多く、時間もかかる。それでも、世の中にない花を0から生み出し、国内外のマーケットへ広げていける仕事です。自分が関わった品種が世界で使われる可能性がある。そこに、この仕事ならではの面白さがあります。


花に関わる仕事を、ゼロから始めてみたい方に。


まずは募集要項からご覧ください。


山梨県北杜市・TSメリクロン株式会社について


1999年創業。山梨県北杜市に拠点を置くTSメリクロン株式会社では、0から新しい花を生み出し、国内外へ広げていく仕事に取り組んでいます。


未経験者の採用実績が多く、異業種から転職してきたメンバーが現場で活躍しています。実際に、全国各地から応募があり、東京など都市部から移住して入社される方も少なくありません。


環境を変えて働きたい、自然の中で新しいことに挑戦したい。

そうした思いを持つ方が、一歩踏み出す場所として選ばれています。


現場では農家の方々との関わりも多く、日々の仕事を通じて地域とのつながりが生まれていきます。


さらに、開発した花が海外へ紹介される機会もあり、自分たちが関わった品種が世界へ広がっていく可能性があるのも、この仕事の特徴です。


山梨県北杜市ってどんなところ?


山梨県北杜市は、長野県に隣接し、標高約880メートルに位置する、避暑地としても人気の自然豊かな地域です。


夏は比較的涼しく、年間を通して晴天が多いことから、植物の育成や苗づくりに適した環境とされています。


こうした条件から、この地域には種苗会社も多く集まっており、花や植物に関わる仕事をするうえで、非常に恵まれた環境が整っています。


都心から北杜市へ移り住んだスタッフも、日々の暮らしや仕事のしやすさの面で、この土地の過ごしやすさを実感しています。


【求人応募はこちら】


1.募集要項はこちら


2.採用の流れ

① 応募(メール)

② 書類選考

③ 面接(1~2回)

④ 採用

 

履歴書・職務経歴書・志望動機を添付の上、特設リクルートサイトを見たと書き添えて、下記アドレスへメールを送信下さい。

 

※ご不明な点もメールにてお問い合わせください。


FAQ


Q1. 未経験でも花の品種開発に関われますか?

最初は不安に感じる方も多いですが、TSメリクロン株式会社では未経験からスタートした社員も多く在籍しています。基礎から一つずつ学べる環境が整っており、現場で経験を積みながら理解を深めていくことが可能です。実際に異業種から挑戦しているメンバーも活躍しています。


Q2. 理系でないと難しい仕事ですか?

専門知識が役立つ場面はありますが、それ以上に大切なのは観察力や継続力です。TSメリクロン株式会社でも、必ずしも理系出身である必要はなく、日々の積み重ねの中で感覚や知識を身につけていく人が多くいます。興味や好奇心があれば、十分に挑戦できる仕事です。


Q3. どれくらいで成果が出ますか?

花の品種開発は、すぐに結果が出る仕事ではありません。数年単位で試験や改良を繰り返すこともあります。ただし、その分、自分が関わった花が形になり、市場に出たときの喜びは大きく、TSメリクロン株式会社でもその瞬間をやりがいとして感じている社員が多くいます。


Q4. 仕事のやりがいはどんなところですか?

0から新しい花を生み出し、それが世の中に広がっていくことです。TSメリクロン株式会社では、開発した品種が国内だけでなく海外へ紹介される機会もあり、自分たちの仕事が広がっていく実感を得られます。誰かの大切な場面にその花が使われると考えると、仕事の意味がより深く感じられます。


Q5.北杜市の自然で働くことの魅力は何ですか?

TSメリクロン株式会社の拠点である山梨県北杜市は、自然豊かで植物の育成に適した環境です。自然の変化を身近に感じながら働けるため、仕事と生活がつながる感覚があります。また、地域の農家の方との関わりを通じて、人とのつながりが広がっていく点も大きな魅力です。


まとめ


花の新品種開発は、一つの職業では説明しきれない仕事です。

観察し、仮説を立て、現場の声を聞き、細かな違いを見極めながら、少しずつ形にしていく。研究、農業、マーケティング、職人仕事——そのすべての要素が重なって、世の中にない花が生まれます。


成功より失敗が多く、結果が出るまでに時間もかかります。それでも、自分が関わった花が店頭に並び、誰かの大切な場面で使われる瞬間には、他では得られない喜びがあります。


花に関わる仕事を考えているなら、「どんな職業に近いのか」という視点から見てみてください。その先に、0から価値を生み出す仕事の面白さが見えてくるはずです。


 

 
 
 

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